留学といっても様々な留学方法がありますが、その中で語学留学は、ビザの期間がある限り滞在することができ、さらに語学力や年齢制限もありません!
そのためもっとも手軽に留学をすることができます。
でも、いざしてみたいと思っても、何をどう決めれば良いか、どこで手続きをすれば良いかわからないことが多いです。
実は大変そうに感じる留学手続きは、専門の機関(留学エージェント)を利用することにより簡単に行えます。
行き先を決めれば、あとは提携している学校を選ぶだけでホームステイ先も自動的に決まります。
ここでは、どのように決めるかはもちろん、楽しみ方や過ごし方も体験を踏まえてご説明します。
この記事でわかること
- 留学先の決め方
- 手続きのしかた
- 学校の決め方
- 留学先での楽しみ方・過ごし方
語学留学をするための7ステップ
まず、留学をするにあたり、どこで何をしたいかを決める必要があります。
ステップ1:留学の目的と目標を考える
留学期間は限られているため、「目的」と「目標」を明確化します。
これをすることにより、満足度が上がり留学を成功させることができます。
そしてそれを留学中も忘れずにいることが重要です!
ここでは語学留学のご紹介をしているため、日本語以外の言語を学ぶという目的の方が多いですが、それ以外にも、他国の文化や歴史を学ぶという目的もあります。
次に目標を決めます。
例えば、他言語を学ぶという目的に、より具体的な目標をあげると、以下のようなものがあります。
- 留学期間中は日本語を使わない。
- 毎日いろいろなところへ行く。
- ホームステイでホストファミリーと積極的にコミュニケーションを取る。
目標は厳しくても緩くてもどちらでも構いません。
目的がブレないような目標が立てられれば問題ありません。
もちろん海外の雰囲気を感じに行くという目的でも良いです!
ステップ2:期間を決める
語学留学には、ビザの期間以外決められた期間はありません。
実際に留学してみると、語学留学で行っている方は、1週間~1か月くらいの期間が圧倒的に多いです。
学生の場合、2週間くらいの方が多かったです。まれに数年という長い方もいます。
期間が長ければ長いほど、語学を学ぶ時間が増えるため上達度が上がりますが、最初からある程度話せる方は短くても満足度が高いです。
ご自身の環境と留学にかかる金額を鑑みて期間を検討する必要があります。
アメリカの場合大体1か月30万くらいです。
ステップ3:留学先を決める
語学を学ぶのであれば、留学先を決めるにあたり、どの言語を学ぶかを決める必要があります。
それにより留学先がある程度絞られます。
留学先が複数の国や州に絞られたら、以下の条件などでさらに絞り込みます。
好きな国や行きたい国があればすぐに決めることができます。
それがないのであれば、例えば英語を学びたい場合、アメリカ英語かイギリス英語のどちらを学びたいかにより国を決めることもできます。
アメリカ英語はアメリカのみとは限らないため、アメリカやオーストラリア、カナダなどさらに絞り込みます。
国が決まったら気候やロケーションで決めます。ロケーションとは海や雪山や自然などになります。
わたしの場合、アメリカが好きで、気候が陽気で、海があるところが良かったため、西海岸最南端のサンディエゴに決めました。さらに国境に面しているためさらなる他国に行けることも決め手でした。
「留学先に日本人が多いと日本語を話してしまうので、なるべく少ないところがいい」という悩みをよく聞きますが、どこへ行っても日本人はいます。それに日本語を話さなければ良いので問題ありません!
行きたいところがなかなか決めきれない場合は、譲れないもの・妥協できるもの、メリット・デメリットを並べて決めると良いです。
ステップ4:留学エージェントを選ぶ
留学エージェントとは、留学する学校や住まいを斡旋してくれる機関です。
学生の方で、学校が斡旋してくれる場合は学校がエージェントになります。
留学エージェントはたくさんあり、同じ留学先でも料金や留学先での費用内訳などが異なるため、比較して決めることが重要です。
費用内訳とは、飛行機代・学校代・ホームステイ先の宿泊費、食費、光熱費にあたります。通常はそれらがすべて含まれた料金で留学を斡旋してくれます。
どこにするか悩みますが、日本の語学スクールが運営している留学エージェントは割高ですが、大手のためたくさんの斡旋実績があり安心です。
私はAEONに通っていたので、「留学ジャーナル」経由で留学しました。
周りの方も通っている語学スクールの留学エージェントを使用している方が多かったです。
留学エージェントが決まればそのままの流れで学校と住まいが選べます。
ステップ5:学校を選ぶ
今はどこも少人数・同じ言語レベルで細かくクラスが分けられているため、決め手に欠けます。
よって学校の説明文(売り)と立地で決めるのが良いでしょう。
例えば、学校がショッピングモールの近くにあれば帰りに寄って帰れますし、便利なところにあるのが一番です。
ステップ6:住み方を決める
まれに一人暮らしをする方がいますが、一般的にはホームステイがオススメです。
ホームステイですと、一緒に住むホストファミリーがいるため、自然と他言語を話す機会が生まれます。
ただし、完全にホームステイ先を選ぶことはできず、アレルギーや家族関係くらいの条件を提示し、留学先の学校が斡旋します。
ホストファミリーって大体どこも同じなのでは?
一般的には大体良くある家族構成の中に一人留学生を住まわせることが多いけれど、わたしの場合は複数の留学生が居るところで楽しかった!
これで留学手続きは完了です。あとは留学日を待つのみです!
ステップ7:荷物の準備
衣類・日用品
普段使用する衣類や日用品とともに、ご自身で必須な常備薬などを準備します。
現地でも買えるものもありますが、海外用と日本用では使い勝手が異なりますので、普段使用しているものを持っていくのが良いです。
また、海外はボックスティッシュを使用するという習慣がないため、1,2個持っていくととても便利です。
通信環境
他国に行くにあたり、通信環境を整えておくことは必須となります。
短期で行く場合は、モバイルWi-FiかSIMのレンタルがオススメです。
スマホやタブレットなど複数使用する方は、モバイルWi-Fiが便利です。
スマホのみの方は、SIMのみで十分です。
最近は物理的にSIMを差し替えなくてもeSIMをスマホに設定するだけで使用できるため、それを扱っているところに短期で契約するのが良いです。
あらかじめ借りておくこともできますが、空港でレンタルもできます。
長期滞在の方は、滞在期間と価格を見比べて、現地でSIMを借りるか、モバイルWi-Fiのレンタルを選択すると良いです。
スーツケース
留学の時は普通の旅行と違いかなり多くの荷物が必要になります。
頻繁に長期の旅行をしない場合、大きなスーツケースがない場合がありますが、そういう時はレンタルを利用すると便利です。
日数に合わせてスーツケースを持っていても収納場所に困るため、借りられるものは借りましょう。
留学当日
通常、ホストファミリーが空港まで迎えに来てくれます。
名前を書いたプラカードなどを持っていてくれるため、その方のところへ行けば留学開始です!
車の中での会話から他言語が飛び交うので、着いたら気持ちを切り替えてがんばりましょう!
楽しみ方
学校生活
語学留学で行く学校の多くは、午前中授業で午後はフリータイムのところが多いです。
1日2~3ブロック分の授業を受けます。
授業内容は語学レベル(クラス)によりさまざまですが、一緒にいるクラスの方は同じくらいのレベルのため、遠慮せず積極的に授業に参加すると有意義に過ごせます。
先生は必ずしもその国出身というわけではありません。
また、途中に異動などで先生が変わることもまれにあります。
フリータイム
授業が終わったらフリータイムです。
学校が用意したアクティビティに参加したり、好きなところへ自由に行くことができます。
オススメはやはり、同じ学校の方と仲良くなり、一緒に出掛けて語学やその国の文化を学んだり、友達の国のことを聞いたり、自分の国のことを話したりすることです。
期間が限られている中友達を作るのは大変ですが、まずは同じクラスの方と仲良くなり、その友達を紹介してもらい、さらに増やしていくのが良いです。
それ以外には、街歩きやショッピング、有名スポット、その国の有名なスポーツ観戦など、ご自身が希望した国であれば行きたい場所はたくさんあるはずです!
ただし、ホームステイの場合は夕食を作ってくれているので、決められた時間までに帰宅するようにしましょう。
留学費用に食費も含まれているため、ホストファミリーは夕食を作ってくれます。友達と夕食を食べるときは前もってホストファミリーに伝えておけば大丈夫です。ホームステイ先でルールが異なるため念のため確認をしておきましょう!
ホームステイ
前述の通り、ホストファミリーは選べないため、忙しい仕事をされているなどであまり構ってもらえなかったり、いろいろなところへ連れて行ってくれる方だったりまちまちです。
わたしのホストファミリーは、結構いろいろなところへ案内してくれたり、基本学校への送迎は禁止されていたのですが、ホストファミリーにそう言っても朝送ってくれたり、迎えに来てくれたりしました。
また、土日はいろいろなところへ連れて行ってくれて本当に楽しかったです。
日中だけでなく夜もホストファミリーと触れ合う大切な時間です。
一緒に夕食を作って食べながら話したり、リビングでテレビを見てくつろいだり、楽しみ方はさまざまです。
せっかくですので部屋に閉じこもらず、ホストファミリーといろいろな会話をしましょう!
ちなみに食事は希望がなければその家族の通常の献立となりますが、希望を言えばその通り作ってくれます。朝に関しても例えばベーグルが食べたいと言えば買っておいてくれます。
食費は留学費用に含まれているため、遠慮せずに希望を言いましょう。
まとめ
毎日を必死に過ごしていると、あっという間に時間が経ってしまいます。
最終日に楽しかったと言えるように、最初に決めた「目的」と「目標」は絶対に忘れずに過ごすようにしましょう!
わたし自身、社会人になってから留学したため、時間がないと自分に言い聞かせ、行く前に以下の目標をきっちり決めたことにより、有意義な留学生活が送れました。
- 日本を離陸したら絶対に英語以外話さない。
- 用事がなくても店員や周りの人と会話をする。
- 授業は積極的に参加し英語で笑いが取れるようなキャラクターになる。
- 友達と積極的に出かけるようにする。
- ホストファミリーとの時間を大切にする。
みなさんも後悔なく、楽しかったと言える語学留学を送ってください!