アメリカとメキシコは隣国ですが、旅行でアメリカからメキシコへ行く機会は少ないと思います。
ですが、アメリカ西海岸のサンディエゴからメキシコへ行くのは日常で、アメリカよりも比較的物価が安く、日帰りで行けることから週末は車が渋滞するくらい人気です。
サンディエゴからすぐに行けるのは、メキシコの西で最北端にある『ティファナ』という都市です。
大きい都市ではありませんが、国境を一歩超えると、アメリカとは全く違うメキシコの陽気な雰囲気が感じられます。
映画にも地名だけ登場することもたまにあります。
そんな手軽に行けるティファナについてご紹介します。
この記事でわかること
- 場所、行き方、時差
- 街並み、気候、交通、治安
- オススメスポット
- 注意事項
場所・行き方
場所
メキシコの西で最北端の半島にあります。
州はバハ・カリフォルニア州です。
アメリカとの国境に面していて、北にはカリフォルニア州サンディエゴがあります。
行き方
日本からティファナへは飛行機の直行便がないため、周辺の都市から行く必要があります。
- サンディエゴ経由
- ロサンゼルス経由
- サンフランシスコ経由
- メキシコシティ経由 など
ティファナメインで行くことは少ないと思うので、一番訪れやすいサンディエゴから陸路で行く方法をご紹介します。
ダウンタウンからであれば、約40分でティファナへ行けます。
トロリーの駅を降りてから少し迷いますが、この駅は終点で、線路が途切れているのでその先に行くようにすれば国境へ行けます。
また、ここで降りる方はメキシコへ行く方がほとんどのため、同じ方向に行けばほぼ国境へ行けます。
国境というとドキドキしますが、ただの鉄の回転ドアです。
回転ドアを抜けると入国になります。
以前は入国審査がなくそのまま入国できましたが、現在は回転ドアを通った先で行われます。
時差
日本との時差は17時間です。
交通・言語・治安
交通
車・バス・タクシーがメインですが、ティファナ観光のみであれば、メイン通り周辺で楽しめるので、徒歩で問題ありません。
言語
スペイン語はもちろん、英語も通じます。
看板なども英語が併記されています。
日本語は単語のみ話す方がいますが、基本的に通じません。
音声翻訳があると、英語以外も変換して話せるので便利です。
治安
良くありません。
大通り以外は絶対に通らないのと、人通りがない場所へは行かないほうが良いです。
ティファナのメイン通りのみで楽しみましょう。
インターネット環境
海外でのインターネット環境の確保は必須です。
ほとんどの方が日帰り滞在だと思うので、モバイルWi-FiかSIMのレンタルがオススメです。
5つのオススメポイント
広大な街並みと陽気な雰囲気が味わえる
ティファナは高い建物がないため、税関を抜けるとすぐに開けた広大な景色が目に飛び込んできます。
そのせいか、特に目立つ大きな国旗やアーチに圧倒されます。
街は一気にメキシコらしくカラフルになり、それだけで陽気な雰囲気を感じます。
アーチの下あたりが、ティファナで賑わっている場所になります。
数々のショップが立ち並ぶ「ティファナアーチ」
レボルシオン通りにあるティファナのシンボルであり、観光の拠点です。
この周辺にはお店がたくさんあり、人も多く賑わっています。
入国したばかりで道がわからなくてもここを目指せば良く、目印になります。
ティファナ内をバラバラで行動する場合は、ここを待ち合わせ場所にしましょう。
高いアーチのためアメリカ側からも見ることができます。
メキシコならではのめずらしいものがたくさんある「ショッピング」
大通りの両側にはレストランもたくさんありますが、主に観光客を目当てにした洋服やアクセサリーショップ、雑貨などのお店が多くあります。
お店の方もとても陽気で、日本人っぽいということに気づかれると、日本のアニメのキャラクターを連呼して、どんどん呼び込んできます。
料金は少しかかりますが、麦わらのとんがり帽子(ソンブレロ)を被らせてくれてポニーに乗った写真を撮ってくれる人もいます。
このあたりのお店ではメキシコペソはもちろん、USドルも使用できます。
わき道に入るとローカルなお店もあり、手作りのような調度品や民芸品が売っています。
いろどりもカラフルでメキシコらしいものがたくさんあります。
本場の味を堪能「メキシコ料理とシーザーサラダ」
ティファナはシーザーサラダ発祥の地で、
- 発祥のホテル:ホテル・シーザーズ
- 発祥のレストラン:シーザーズ・プレイス
があります。
ティファナアーチから徒歩6分ほどで行けます!
ここ以外にも、この周辺にはシーザーサラダの専門店がたくさんあります。
そしてメキシコ料理と言えば、タコスやトルティーヤ、チリコンカンがあり、日本人にも合う味なので、ぜひ本場で味わいましょう。
運が良ければ、流しのソンブレロを被った方々に、楽しい音楽を演奏してもらえます!
いたるところに数多く建ち並ぶ「薬局とドラッグストア」
アメリカは鎮痛剤や胃腸薬など一般的な医薬品がとても高いため、比較的安いメキシコに買いに来る方が多いです。
そのため、街中は薬局やドラッグストアであふれています。
旅行で行く場合は訪れることはないと思いますが、何軒も連なっていたりとても多くの店舗数に圧倒されます。
ちなみに、医薬品は日本のほうがメキシコよりも断然に安いので、旅行の際は持っていくことをオススメします。
再入国の際の注意事項
メキシコからアメリカへ再入国する際も、入国審査があります。
アメリカへ入る際の入国審査は時間がかかるので、トロリーの時間を考慮し、余裕を持って再入国するようにしましょう。
また、生ものなどは一部持ち込めないものもあるので気をつけましょう。
まとめ
メキシコは、メキシコシティが最大都市のためそちらへ行く方が多いですが、メキシコメインではなく、気軽に雰囲気だけでも味わいたい場合は、アメリカからティファナへ行くのも良いです!
アメリカとはまったく雰囲気が異なり、そんな都市へゲートを通るだけで気軽に行けるのはとても不思議です。
陽気で行くだけで元気になり、料理もおいしいとなったら週末にみんなが行くのが良く分かります。
カリフォルニアに行った際は、ぜひメキシコ・ティファナへも行きましょう!