ガイドブックなどにモデルコースが載っていますが、なかなか思い通りにいかないことが多いです。
それは飛行機の到着時間が毎年変わったり、人の興味はそれぞれで1つの場所に使う時間がまちまちであるためです。
ここでは一般的な泊数である2泊3日のモデルコースをご紹介します。
ここでご紹介するコースも1例ですが、どこに時間を使うべきか、いつ何を買うべきかを明確にご説明しているため、何も知らず初めて奄美大島へ行く方には十分満足できるコースになっています。
また、アクティビティメインの方や歴史と文化メインの方によっても行くところが変わりますが、ここでご紹介しているコースはアクティビティメインになっています。
2泊3日はフリーの日が1日しかないため、とても駆け足になりますが、満足いく旅になるようご紹介します。
この記事でわかること
- 2泊3日のモデルコースがわかる
- どこへいつ行くべきかがわかる
- おみやげを買うタイミングがわかる
- 郷土料理を食べるタイミングがわかる
2日3日のモデルコースの旅程
到着時刻
東京からの直行便は、JALは12:00~15:00着が多いです。
経由便は午前中に着くものもありますが、出発時間が早いため前乗りする必要があったりで現実的ではありません。
LCCのピーチも同じくらいの時刻に到着することが多いですが、季節によって大きく変わります。
この記事では14:00着を想定しモデルコースをご紹介していきます。
ちなみに、奄美大島旅行はオリオンツアーが格安でオススメです。
1日目 (初日)
初日の最優先は「けいはん ひさ倉」で鶏飯を食べることです。
スープ切れの場合は、早い時は14:00くらいに閉店している場合があるので、急ぐ必要があります。
空港
レンタカーを予約している場合は、到着口の前にレンタカーの看板を持った方がいたり、空港の前に予約したレンタカーのバスが止まっているで、速やかに集合場所に行きます。
空港前で記念撮影をしたい方は、多少であれば時間があるので急いで撮りましょう。
レンタカーショップは空港から道を挟んで反対側にあるため、バスも到着予定の人がいなかったら何往復もしてくれます。
置いて行かれてもご安心を。最悪徒歩で5分程度で行けます。
ここから奄美大島のメイン繁華街である屋仁川へ向かうため、南へ行きます。
(寄り道) 奄美パーク
空港から南下すると、一番最初に見える施設です。
歴史や文化が好きな方は寄り道します。
それ以外の方はスルーして良いです。
博物館・美術館・自然公園が一体となった場所で、奄美大島の様々なことが学べます。
敷地内には奄美大島を代表するガジュマル、ソテツ、アダンなどの自然がたくさんあります。
また、奄美大島に魅了された、知る人ぞ知る天才画家「田中一村」の美術館があります。
ばしゃ山村
一番最初に通る、定番のリゾートホテルです。
目の前に海があり、アクティビティも充実していて、プールもあります。
奄美大島の南国の風と雰囲気が感じられます。
おみやげも屋あるので、簡単に見ておくのも良いでしょう。
ただし良いものがあっても購入は最終日がオススメです。
ここに泊まる方はスルーして良いです。
また、1日目はゆっくり泳いでいる時間がないため、ここでは雰囲気を味わったり写真を撮ったりするのみにとどめます。
けいはん ひさ倉
遅めのランチですが、奄美大島の名物「鶏飯」の専門店です。
ひさ倉は鶏飯店二大巨頭の一つです。
店内は広く、座敷もあるため、小さいお子さんがいる方も安心です。
ただし、前述の通り、スープ切れにより早く閉店する場合があります。
万が一閉店していた場合は、2日目か最終日に行きます。
鶏飯は、ご飯の上にささみ状の鶏肉(鶏ムネかささみ)、錦糸卵、シイタケなどをのせ、鶏でだしを取った透明なスープをかけ、お茶漬けのように食べます。
だしがとてもおいしく優しい味で絶品です。
ご飯とスープ、具材がテーブルに並べられるので、ご自身で盛り付けて作ります。
鶏飯が気に入ったら、おみやげ屋にフリーズドライのものも売っていますので、おみやげにぜひオススメです。
ご飯にのせてお湯をかけるだけですぐに鶏飯が出来上がります。
ビッグツー
ビッグツーは、奄美大島で最大のホームセンター兼スーパーマーケットです。
おみやげも豊富にあるため、ここで買うことをオススメします。
初日は何がいくらくらいで売っているかを見て、購入は最終日が良いです。
ばらまき用の箱菓子から、最初から個包装で入っているものまで売っているので、色々見て予定を立てておくと良いです。
ホテル
リゾートホテルは大体北部にあるため、そこへお泊りの方はここからまた北へ行きます。
リゾートホテルであれば、ホテル内に楽しめるものがたくさんあるため、早めについても問題ありません。
屋仁川周辺のホテルであれば、そのまま南へ向かいます。
ホテルにチェックインしたら屋仁川に行き、散策と夕食を取りましょう。
あまり大きい繁華街ではありませんが、新鮮な魚介や肉、郷土料理など何でもあります。
2日目
2日目はフルに使えるため、アクティビティをメインにします。
朝早くから行動するため、朝食はホテルで済ませるのが良いです。
また、海へ向かう際に「けいはん ひさ倉」を通るので、初日に食べられなかった場合は、昼食として行くことができます。
マングローブ散策
あらかじめ電話予約しておき、カヌーでマングローブ散策をします。
マングローブ散策ができる箇所はいくつかありますが、「黒潮の森マングローブパーク」が大きく、スタッフも親切のためオススメです。
午後はゆっくり過ごすため、午前中に終わるくらいで予定を立てると良いでしょう。
潮の満ち引きによってどのルートを通るかが変わりますが、途中カヌーから降りてマングローブの説明などをしてもらえます。
1人乗り~2人乗りまであるのでお子さんも安心して楽しめます。
スタッフはとてもやさしく、カヌーが変な方向に行ってしまっても助けてくれます。
倉崎海岸
奄美大島の中で透明度が高くキレイな海の一つです。
ただし、トイレやシャワーはなく、近隣にあるリゾートホテルのものを借りる必要があります。
人は少なく、3組くらいいるかいないかでいつも空いています。
波も穏やかで安全に泳げます。
また近年ではウミガメも見れています。
浜辺に木陰があるのでテントがなくても問題ありません。
近隣のリゾートホテルにレストランがありますが、少し距離があるため、昼食としての食べ物や飲み物は途中のスーパーなどで買っておくと良いです。
大浜海浜公園
海浜公園だけあり、トイレやシャワー、レストランなどがあります。
そのことから人気がある海ですが、5組くらいいるかいないかのため混んではいません。
夕方になると夕日が良く見られるため、地元の方にも人気の海岸です。
最近はサンゴも増えてきてキレイさが増しています。
奄美大島の中心部にあるため、屋仁川近辺に泊まっている方は数十分で行くことができます。
ホテル
リゾートホテルの方は、少し早めに戻り、ホテル内の施設を楽しむのも良いです。
屋仁川近辺の方は、前日と同様に、屋仁川で夕食などを取りましょう。
3日目 (最終日)
飛行機の出発時刻が昼過ぎの場合が多いため、最終日はおみやげを買うことに時間を費やします。
また、空港へ向かう際に「けいはん ひさ倉」を通るので、まだ食べられていない場合は、昼食として行くことができます。
ビッグツー
最終日までに様々なところのおみやげ屋をみることがありますが、最終的にビッグツーが一番です。
値段はあまり変わらなく、なんでも揃っていてまとめて買えるため一番楽です。
最終日は空港へ向かうついでに寄れるため、ここに一番時間を使いましょう。
明石家さんまさんと木村拓哉さんの番組「さんタク」で取り上げられた、黄色のビッグツーTシャツもあります。
また、奄美群島でしか生産が許可されていない黒糖焼酎も、ここには豊富にあります。
ジェラートの「ラ・フォンテ」
奄美大島の農園で作られたフルーツを使ったジェラート屋です。
旅の最後の思い出に寄り、のんびり過ごすのが良いです。
ジェラートは季節によりいろいろなものがありますが、どれも優しい味でおいしいです。
島バナナやたんかんなど、奄美大島ならではのフルーツがオススメです。
まとめ
2泊3日は、フリーな日が1日しかないため、あまり遠出ができず駆け足になります。
それでも初めて奄美大島に行くにはちょうど良い泊数です。
一度行くと奄美大島のとりこになるので、次は泊数を増やして島の南や、加計呂麻島に足を運ぶと良いです。
また、たくさんの海があるので、ご自身の好きな海を見つけるのも良いです。